映画 君は放課後インソムニア

森七菜さんと奥平大兼さん主演の映画。

自身の青春を思い出すような作品でした。

 

高校生は大人と子どもの狭間にいて、やりたいことがあっても、保護者の同意も必要だし、周りのサポートがないとできない。今思うと周りの人に支えられて今まで生きてこれたのだと改めて感じさせられました。

 

そして、子どもは子どもなりの悩みがあって、意外と親や周りの人に気を遣って生きている。周りの人のサポートがないと生きていけないから。そんな悩みの中で、自分のやりたいことをやろうとする姿は青春だなと懐かしくなりました。

 

作中で、「人は死んでも存在してる。生きた証が関わった人の頭の中で生きてる」みたいなシーンと、「6000年の時の中で自分の人生なんか一瞬」「言ったことは覚えていないけど、言われたことは覚えている」と言ってるシーンがありました。

自分という存在はちっぽけで、生きていようが死んでいても世界は何も変わらないかもしれない。でも、周りの人がいるから自分は生きていけるし、そんな自分と周りの人を大切にして、自分の人生を生きていきたいと思いました。

高校生のときはまだまだ人生経験が浅いし、視野が狭くなりがちだけど、高校生のときにそのことに気づけたのは羨ましいと思いました。

 

高校生の純粋なシーンもありつつ、難しい家庭環境などもあり、色々なことを考えさせられる映画でした。森七菜さんも奥平大兼さんも演技が自然で、またお二人の作品を観てみたいと思いました。