映画 ルックバック

秋田の田舎に住む2人があることをきっかけに出会い、漫画家を目指すお話。

 

2人がそのきっかけで出会わない世界線が終盤で描かれていましたが、そこで出会ってなければ漫画家にはなれていなかったのかもしれません。

 

2人は先生と弟子のような関係性でしたが、お互いが尊敬し、高め合う存在でもあったのだと思います。そして、かけがえのない存在であり、2人で漫画を描くことが好きだった。

 

あの時出会わなければ、

あの時あんなことをしなければ、

あの時この選択をしなければ、

こんなことにはならなかった。

などと後悔をすることがあります。

 

それでもこの映画を観ると、

あの時出会ったから、

あの時あんなことをしたから

あの時この選択をしたから

今の自分がいるんだ。

そう前を向かせてくれます。

 

映画の映像で描かれる秋田の自然の豊かさを感じ、自分がそこにいる感覚になるような作品です。

色んな世代の方に観てほしい作品です。

 

映画 白鳥とコウモリ

東野圭吾さんのミステリー小説を映画化。松村北斗さん演じる容疑者の息子と今田美桜さん演じる被害者の娘が協力し事件の真相に迫ります。

 

色々な人の想いが重なって起きた事件であり、「本当のことを知ること」で悲しむ人が増えるという事実があるのだと感じました。

 

知らない方が幸せでいられることもある。現代は情報のスピードが速い上に量が多く、より良いものを求めれば多くのものは手に入れられる時代です。今あるもので幸せでも、よりキラキラした世界があると知ってしまうと今が不幸に感じてしまう。

 

ただ、「本当のこと」や「現在地点」を知ることによって前を向くこともできる。

 

今の幸せを感じつつ、現在地を受け止めて、より良い人生になるように今を精一杯生きる。

 

「本当のことを知る」ことも大切ですが、同じように「本当のことを話す」勇気も大切に感じました。

 

そうしていればこの映画の事件は起きていなかったかもしれません。誰かを大切にする想いがつながることでこの事件が起きてしまった。

 

この映画は人を想う気持ちが交差する人間社会を映している。最後のシーンもそういうことを現したのだと思います。

 

 

白鳥とコウモリというのは、人間の二面性や、普段交わることのないようなものが交わることを表している。それは自分が善にも悪にもなるということであり、それが人間というもの。全ての登場人物の演技にそれが現れていました。

 

自分らしく後悔のないように生きようとしたら、人は善にも悪にもなりうる。

 

でも自分が感じた気持ちで自分が嫌いになっても、それを受け入れられるような気持ちにもなりました。

 

 

色んなことを考えさせられました。

自分にも他人に対しても固定観念を持たず生きていこうと感じさせられました。

 

色んな考察を見てみたいと感じる映画でした。

 

 

 

 

 

“カフェ”に集う芸術家―印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで 三菱一号館美術館

1900年くらいのフランスの芸術家を取り扱った絵画の展覧会。その年代に生きた人々の息吹が聞こえてくるような感覚になりました。

 

絵画は写真のように描くのではなく、主観を取り入れた感覚を反映させた作品はより見ていたいと感じました。表舞台の明るさと、裏にある表情や世相に着目した作品は訴えかけるものと同時にユーモア性もあります。

 

絵画は自分の生きた証、生まれる100年前の未知の世界も、そこに生きた人がいるのだと感じさせてくれる体験です。

映画 あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。

映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」の続編であり、完結編。

 

前作では特攻隊の彰が空に飛び立つまでのお話し。

今作では彰との別れと向き合い、前に進んでいくお話し。

 

①ニーチェの哲学

「この世界には、君以外の誰も歩むことのできない、ただ一つの道がある。それがどこへ通じるのか問うてはならない。ただ、ひたすら進め」

彰が残した本に書いてあったことば。

それを未来に生きる子供たちにそれを教えたかった彰。百合はその意思を生徒に伝えます。

何かに迷う現代人にヒントを与えてくれることばです。

 

②恩送り

誰かにもらった恩。それをその人に返すのではなく、今と未来を生きる誰かのために伝える。

特攻隊の想いを次世代に伝えていくために、現代をより良くするため生きていくのも我々の使命というように感じます。

 

③過去との向き合いと未来への前進

過去は変えられないし、過去に後悔することや苦しむことがある。それでも自分の人生は続いていく。

誰しも何らかの過去への後悔をもって生きている。でもその想いを忘れなくていい。その人やその人への想いをもって生きていけばいい。誰もが抱える悩みは忘れられるほど簡単なものではない。

 

 

映画の1番伝えたいことは、戦争の悲惨さと、現代を生きることの尊さだと思いますが、①〜③の何か背中を押してくれるようなことばが多くありました。

 

好きという気持ちは、その人と一緒にいたいと思う気持ち。そのシンプルな気持ちでいいのだということも考えさせてくれる映画でした。

 

 

映画 Michael / マイケル

マイケルジャクソンの活躍の裏側も含めた物語。

自分が生まれる前の音楽ですが、耳にしたことのあるリズムやダンスが多く、改めてスーパースターであると感じさせてくれる映画でした。

 

映画はライブ映像とストーリーのメリハリがあり、華やかさの一方でマイケルや周りの人の葛藤がより感じられるものでした。マイケルの幸せを願う母親と兄弟、マネージャーに対して、マイケルのビジネスの成功を願う父親の対立が物語の軸となっていました。

 

実験のチンパンジーを救うために自分でお世話をしたり、黒人の誇りとして自分が活躍しようと奮闘するシーンは何か新しいことにチャレンジしたり、切り開こうとしている人に勇気を与えると感じました。

 

マイケルの活躍は後世に引き継がれていくことを願います。

 

 

映画 モブ子の恋

桜田ひよりさんと木戸大聖さん演じるスーパーのアルバイトで働く大学生の2人を描いた物語。

 

モブ子とは自己主張しない群衆という意味。

 

主人公の田中信子は、自己肯定感の低く、控えめな性格。自己主張が苦手で考えすぎてしまうこともあるけど、思いやりがあり心配りできる性格でもあります。

信子がモブ子と間違われることから物語が始まります。

そんな彼女がアルバイトを通じて人と関わろうとすることで物語が進んでいきます。

 

そんな姿は自分の大学時代に重なりました。

人と関わることで人間は自分らしく生きていけるのだと思います。自分も人と関わることで自分に少しずつ自信をつけられたし、自分を出せるようになっていきました。

 

劇中にある水の中を進んだり、溺れそうになる情景はとてもイメージにフィットしていました。あの苦しみというか、殻を破る怖さをリアルに表現しているように感じました。

 

「良いイメージを自分の心に持って、自分を信じて勇気を持って進む。」

 

この言葉に尽きると思います。

自分のなりたいイメージは自分しかわからないし、それを持って勇気を出して進むしかない。

自分らしく生きることで幸せに生きることにつながるし、自分と合う人と出会える。

 

みんなが思いやりをもって、みんながみんなを肯定する世界がとても素敵に感じる物語でした。

みんなキラキラしているようにみえて、自分はモブと思いがちだけど、みんな一人一人が主人公なのだと思わせてくれます。

 

そんな世界になってほしいと願うメッセージもあるのだと思います。優しい世界の思いやりに溢れた素敵な映画でした。

映画 マテリアリスト 結婚の条件

結婚相談所で働く女性が、結婚の条件とは何かを悩み、答えを見つけていく物語、洋画です。

 

条件といえば、身長、年収、見た目、年齢、タバコ、猫犬、などなど挙げればきりがありません。

 

現代ではこの条件がスペックとみなされ、自分の希望する条件が満たされている高いスペックの人が人気となり、高いスペックの人同士しか結婚できなくなっているというのが現状なのではないでしょうか。

 

この物語では結婚の条件は、相手との将来が想像できる、相手のためではなく自分と相手の2人のために働こうと思える、お互い愛を持って生活できる、相手が職や家も何もかもなくなっても添い遂げられる人、など感覚的なことが答えになるのかと思いました。

 

相手選びには【直感】が大切だと以前書いたことがあります。

身長や年収など数値で表せる物質的なものではなく、

上記の条件を満たしていると感じられることであり、それは【直感】でないと判断することはできません。

 

昭和平成時代は結婚しないといけない、生きていけない時代でした。

でも令和時代は結婚しなくてもいい、生きていける時代です。

そんな中でも結婚したいと思えれば結婚してもきだとうまくいくはずです。