映画 希望と絶望 その涙を誰も知らない

この映画は日向坂46のドキュメンタリーで、2019年12月の幕張メッセでのひなくりから、コロナ禍の活動を経て、2022年3月の東京ドーム公演までの軌跡をたどった内容になっています。

 

コロナ禍でのメンバーそれぞれの葛藤や活動の様子をみていると、やっぱりアイドルは大変な仕事だと思いました。アイドルは華々しく見えるけど、裏では大変な努力があって、ファンはステージの上のその一部しか見ていない。

 

今回の映画で一時期崩れかけていたなか日向坂46がより良くなるきっかけとして、ファンの存在があったからでした。ファンが喜んでくれて、メンバーも頑張れる。その好循環がきっと今の日向坂46を作っているのだと思います。

 

ちょっと客観的に見ると、会社での働き方にもちょっと学びが得られました。

もっとお客様からの声を聞ける環境を従業員1人1人が持つべきなのではないでしょうか。

いつもの仕事をやってお金をもらって終わり、

ではなく、

「自分の仕事がお客様のどんな幸せに繋がったのか」

それを知ることでまた頑張ろうと思えるのではないでしょうか。

 

日本の経済が停滞している背景は、個々のモチベーションが低いという見えない問題があると私は思っています。

それを上げられない上司の存在によるもの。

責任の擦り付けあいとか、楽したいとか。

 

それは個々の当事者意識が薄いから。他の人がこれやってるから悪いことでもやっていい、とか。

 

当事者意識を上げるためにも、この映画にあるように、

「自分の仕事がお客様のどんな幸せに繋がったのか」

それを知ることのできる環境づくりが大切に思います。

 

あまり大きな声で言えませんが、日向坂の裏のスタッフの話を聞いていると、スタッフの当事者意識が低いように感じました。メンバーのように活動してない人がメンバーの気持ちもわからないだろう。同じように踊って歌って他の仕事もやってみてできるなら、もっと頑張れと言えるけど。言えるとすれば、具体的にここが前より悪くなってるとか、そういう言い方ならいいと思う。頑張ってる人にさらに頑張れとは普通は言えない。

 

話は長くなりましたが、学びもあり、日向坂運営に思うこともあり、それでもこれからも日向坂46のメンバーがみんな幸せになってほしいとより思える映画でした。