映画 すずめの戸締まり

新海誠監督の作品である君の名は、天気の子に続き観てきました。

 

感想としては、現実世界とファンタジーアニメを上手くマッチさせつつ、現実の問題提起をしているような作品だと感じました。

 

監督自身が言っている通り、3.11を風化させないこともそうですし、東京に一極集中していることの危険を表現しているのではないだろうか。

何万人も人が行き交う東京で大震災が起きたら、多くの人がなくなる可能性が高い。

 

また、「ただいま」と「いってきます」の言葉の有り難みを感じる、今を大切に生きようと感じた作品でした。

 

もちろん、震災を経験し辛い思いをしている方は批判の思いはあると思います。

でも、未来に大震災を経験した思いを次世代に繋ぐ存在としてこの映画は大きな役割を果たしているのではないでしょうか。

3.11の存在を経験していない世代がこの映画を観て、さらに先の世代に思いを繋ぐ。

 

設定がおかしいとか、描写がおかしいと言うのは、アニメの本質をどこか勘違いしていると思います。現実通りに描くのがアニメの本質ではないと思います。

 

素晴らしい映像とストーリーでした。